中国茶 〜白茶〜
弱発酵茶
甘く優しい繊細なお茶
白茶はわずかに発酵させている弱発酵茶に分類されています。
産地は中華人民共和国、福建省。
900年ほど前から飲まれていたそうです。
生産量は極めて少なく、春先に収穫、製造がはじまります。
白茶は白い産毛のついた芽芯から作られますが、この芽芯は豊富なうま味をもっているので
飲んだ後、ほんのりとした甘味が残ります。
白茶には熱を取る効能がありますが、
他にも夏バテ、胃弱、動脈硬化の予防効果、新陳代謝向上効果、糖尿病予防や治療にも効くといわれています。
利尿効果があるのでむくみやすい方にもおすすめのお茶です。
中国白茶の製法
白茶 萎凋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・乾燥
萎凋 | ・・・ | 茶葉を天日や熱風でしおらせる工程です。 |
茶葉がもともと持っている酸化酵素による発酵をうながします。 |
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乾燥 | ・・・ | 茶葉を乾燥させる作業です。 |
シンプルな製法だけに、葉そのもののクオリティが非常に重要で、繊細な香りや味に違いを生みます。
白牡丹(はくぼたん・パイムータン)
白牡丹(はくぼたん・パイムータン)の産地は中華人民共和国、
福建省。春先に収穫、製造がはじまります。
白茶は白い産毛のついた芽芯から作られますが、この芽芯は豊富なうま味をもっています。
芽芯だけから作られる白毫銀針に対して、白牡丹は葉や茎も一緒に摘み取ります。
葉や茎が混じっていることでコクという奥行をだしているのが白牡丹の特徴。
茶葉の色は灰緑色。水色は澄んだやさしい橙色です。
香りは爽やかな草原を思わせ、ゆっくり香りに気持ちを傾けていると、厚みのある甘い香りに移り変わっていきます。
そっと茶をすすってみると、爽やかなフルーツのような香りが口の中に広がります。
効能
白牡丹には熱を取る効能がありますが、
他にも夏バテ、胃弱、動脈硬化の予防効果、新陳代謝向上効果、糖尿病予防や治療にも効くといわれています。
利尿効果があるのでむくみやすい方にもおすすめのお茶です。
美味しい淹れ方
お手持ちの急須に熱湯を注ぎよく温めておきます。
お湯を捨て、茶葉5gを入れ一度沸騰させ一呼吸おいたお湯を150ml程度注ぎます。
抽出時間は40秒前後おいて、一度ほかの大きめのお茶碗などに注ぎます。
お茶は全て出し切ってください。
2煎目以降は20秒ほど抽出時間を長くして大体3〜4煎は美味しく飲むことが出来ます。
水出しでも美味しいお茶
白牡丹は紅茶のダージリンファーストフラッシュを思わせる、爽やかな香りをもっていますので、水出し茶でもお薦めです。
冷水はミネラルウォーター又は浄水器を通した水を用いてください。
5gに対して400mlの水を注ぎ入れ、一晩置して下さい。
白茶のうま味と爽やかな香りを楽しむことが出来ます。