中国茶 〜黄茶〜
後弱発酵茶
古い歴史のある貴重なお茶
唐の時代から皇帝への献上茶として作られていたお茶。
その独特な味わいは、黄茶ならではの特別な工程から生まれます。
最後の仕上げとなる乾燥の前に行われる悶黄とは、茶葉に菌をつけて積み重ね高温の場所でゆっくり発酵させるもこと。
他のお茶にはないさわやかな香りと渋みの全くない緑茶に似た味わいとほんのりとした甘味。
生産量が年々減っていますが、良品に巡り合えたら茶屋でもぜひお試しいただきたいお茶のひとつです。
中国黄茶の製法
黄茶 採摘・・・・・・・・・・・・・・・・・・殺青・・・・・揉捻・・・・・初ほん・・・・・悶黄・・・・・乾燥
揉捻 | ・・・ | 機械や手でもむ作業です。 |
ここで形作りながら味と香りをひきだします。 |
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初ほん | ・・・ | 黄茶は2回の乾燥工程があり、最初の乾燥を初ほんと言います |
悶黄 | ・・・ | 茶葉に余熱と湿気が残っている状態で発酵させる工程です。 |
乾燥 | ・・・ | 茶葉を乾燥させる作業です。 |
独特の柔らかな香りと味わいを楽しみながら、古き時代に思いをはせるのも素敵な時間ですね。